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消化器内科
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げっぷは、胃や食道から空気が逆流して口から出る症状のことです。 げっぷは生理現象とはいえ、人前で出てしまっては恥ずかしいと感じる方が多いでしょう。思いのほか大きな音がしてしまうこともあります。 通常、空気は肺に流れていきますが、空気を飲みこむクセや病気などで胃へ入る空気の量が増えると、げっぷが増えてしまうのです。
「げっぷが増えて困っている」という方は、以下のような原因があるかもしれません。 げっぷが増えているときは、胃や食道に問題のあることが多いです。病気が疑わしい場合には胃カメラをおすすめしています。
早食いの方は、食べるときに空気を一緒に飲みこみやすいといわれています。少し時間をかけて食べるように意識すると、改善できるかもしれません。 炭酸飲料をよく飲む方は、しばらく飲むのを控え、げっぷの回数が変わるか確かめてみましょう。
加齢によって、食道裂孔ヘルニアとなったり、下部食道括約筋という筋肉の働きが弱まったりしたことが原因で、げっぷが増えているかもしれません。 下部食道括約筋というのは、胃と食道の境目を閉じる筋肉です。この筋肉がゆるむことで、胃の中身が逆流しやすくなり、その結果、胃に含まれていた空気がげっぷとして出てしまいます。
ストレスにより胃腸の動きが悪くなると、げっぷの増加につながる可能性があります。ストレスの原因を取り除くか、胃腸の動きを改善する薬でサポートするとよいでしょう。 また、ストレスが原因で空気を飲みこみ、げっぷやおならが増える症状のことを呑気症と呼びます。
胃食道逆流症は、げっぷや胸焼け、胃もたれの症状が代表的です。 近年、胃食道逆流症の方は増えています。原因の1つとして、ピロリ菌に感染している方が減っていること・ピロリ菌の除菌をした方が増えていることが挙げられます。ピロリ菌がいない胃では、胃酸が多く出やすく、胃食道逆流症になりやすいのです。 そのほか、肥満の方、男性、妊婦、骨粗鬆症などで腰が曲がっている方、食道裂孔ヘルニアの方も胃食道逆流症を発症しやすいことがわかっています。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍では、それほど頻度が高いわけではありませんが、げっぷの回数が増えることもあります。 ピロリ菌の感染、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる種類の痛み止め、ストレス、喫煙、アルコールの飲みすぎなどが原因です。潰瘍の治療のためには、ピロリ菌の感染があれば除菌をし、胃薬を2ヶ月程度飲む必要があります。
初期の胃がんはあまり自覚症状がありませんが、進行に伴って痛み、胸焼け、げっぷ、ムカムカ感といった症状があらわれます。 健康診断の「バリウム検査」などで胃がんの疑いを指摘されたら、早いうちに精密検査を受けましょう。胃がんは、早期に見つかるほど治療成績がよく、ステージIであれば5年生存率は80%以上です。
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