切れ痔

切れ痔は、正式には裂肛と呼ばれるもので、とくに20〜40代の若い女性に多い痔です。切れ痔の特徴に当てはまる方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

切れ痔とは

切れ痔とは、肛門付近の皮膚が裂けてしまった状態を指します。主な症状は、排便時の痛みと出血ですが、出血量は少なく、トイレットペーパーに少し付着する程度の方が多いです。
いぼ痔も出血がありますが、切れ痔に比べると出血が多く、肛門からしたたるくらいの量が出る方もいます。
切れ痔の原因と治療
切れ痔は以下のような原因で生じます。
  • 便秘・下痢
  • 無理なダイエット
  • 運動不足
  • 水分不足
切れ痔の治療では、麻酔成分やステロイド成分の含まれた軟膏を使います。
切れ痔自体の治療のほか、排便コントロールのため、食事内容の見直しについてもご説明します。便秘解消のためには、肉類の食べすぎを控え、食物繊維をとることが大切です。下痢の方は、アルコールや辛いものの摂りすぎを控えるとよいでしょう。下剤や整腸剤の使用をおすすめすることもあります。
さらに、排便後は洗浄したり、入浴や温坐浴で肛門周囲を温めたりすることも効果的です。切れ痔は、細菌が入り込んで化膿すると痔瘻(じろう)になることもあるので、肛門周囲を衛生的に保つことを意識しましょう。

ほとんどの場合、切れ痔は塗り薬と生活習慣の見直しで治療可能ですが、クローン病、結核、白血病などの病気と関連して切れ痔を起こしていることもあります。見た目に特徴的なものもありますので、別の病気が疑わしい場合はさらなる検査をおすすめします。とくに、症状を繰り返す方は、大腸の疾患の可能性がありますので、大腸内視鏡検査を受けましょう。

切れ痔を放置するとどうなる?

切れ痔は、多くの場合一時的なものですが、何度も繰り返すと肛門狭窄をおこします。
肛門が狭くなるため便が出にくくなり、さらに便秘になるという悪循環に陥ってしまうことが多いです。症状が重いときには手術が必要になることもあります。

また、切れ痔が慢性化すると「見張りイボ」と呼ばれるデキモノや肛門ポリープができることがあります。肛門ポリープはがん化しないため慌てる必要はありませんが、少しずつ大きくなり、根本が裂けて痛みが出るかもしれません。どちらも、手術で切除することが可能です。

切れ痔かもしれないと思った方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。痔の診察が必要な場合には、プライバシーを確保した個室にご案内します。少しでもリラックスした気持ちで受診していただけるよう工夫しています。

参考

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