食道、胃、十二指腸、小腸、大腸は1本につながった管で、これら部位に発生するがんを「消化管のがん」と総称しています。消化管は食物による刺激に常時さらされているため、慢性の炎症を起こしやすく、これが長期化するとがん化しやすいとされています。
消化管のがんに限らず、がんは早期発見が何よりも大切ですが、内視鏡を用いることによって、検査での早期発見~内視鏡による腫瘍の一括切除(適応の場合)が可能となっています。粘膜内にとどまっているがんの場合、基本的には転移のリスクがないため、内視鏡による切除で外科的開腹術に匹敵する治療効果が期待できます。
注意したいのは、消化管のがんの多くは、初期症状がなく、進行がんの状態で発見されることが大半であるという点です。いうまでもなく、発見するタイミングが早ければ根治の確率はそれだけ高くなります。当クリニックでは、専門的知識と経験を積み、数々の症例を診てきた医師が検査に当たりますので、お気軽にご来院ください。