大学卒業後、私は総合病院での一般内科、消化器内科、救急医療の研修を経て、昭和大学横浜市北部病院の消化器センターに入局いたしました。胃・大腸内視鏡検査・治療の件数において、同院は全国でもトップクラスの実績を誇っています。同院にて私は胃がんや大腸がん治療の研究を重ねてまいりました。
そうして日々経験を積んでいくうちに内視鏡検査の大きな可能性に共感し、少しでも患者さまの苦痛が少ない内視鏡検査を目指したいといった思いから、平成28年(2016)に救急疾患にも力を入れた湘南いしぐろクリニックを開院。主に地域医療を視野に入れた取り組みを行ってまいりました。
しかし、時代の変化、医療インバウンドの増加などに鑑み、病院には新たなコンセプトや役割も求められるようになっております。そのひとつが、「医療現場にもくつろぎとリラックスの要素」が必要ではないか、ということです。
「すべての患者さまが、たとえ一時であっても不安を忘れ、健康への希望に満たされる、そんな空間づくりができないものだろうか?」
その理念のもと、平成28年に湘南いしぐろクリニックの分院として新横浜国際クリニックを開設いたしました。
医療を取り巻く状況は日々変化しています。医師には常に、最新の情報をもとにした患者さまと向き合う姿勢が求められています。当クリニックは、医師としての志、負担の少ない検査機器の採用、新しい医療の導入など、各要素をあらゆる方向から高める努力をし続けております。
当クリニックが、次世代の医療機関として大きな存在価値をみなさまに提供できることを願っております。