多くの生活習慣病に共通することですが、治療は「食事・運動・薬」の3本柱です。
食事と運動だけで、コレステロールの値をコントロールできるようになる方もいます。
食事は、野菜や果物、魚をとることが大切です。外食のときは1品魚料理を注文するようにする、ランチでは丼物やパスタなどの一品料理ではなく定食を選ぶなど、簡単なことから始めてみるとよいでしょう。
運動は、有酸素運動がおすすめです。ウォーキング、水泳、なわとびなどなんでもかまいません。運動をすることで、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が増え、動脈硬化の進行を抑える効果が期待できます。
食事や運動だけではコレステロールの値がコントロールできない場合や、動脈硬化など他のリスク要因がたくさんある場合には、薬も使用していきます。さまざまな種類の薬がありますので、個人個人に合わせて選択します。