高尿酸血症は、さまざまな病気や生活習慣病と関連することがわかっています。
まず、高尿酸血症が続くと腎臓の機能が低下しやすいです。尿酸の塊(結晶)は、関節だけでなく腎臓や尿路にたまることがあり、そうすると腎臓の働きが阻害されたり、尿酸結石ができたりします。
肥満やメタボリックシンドロームは、それだけで体内で作られる尿酸の量が増える原因です。高尿酸血症で肥満の方は、減量した方がよいでしょう。
また、高尿酸血症の方は、動脈硬化やそれが原因の病気にかかりやすいことがわかってきています。高血圧や狭心症、心筋梗塞といった病気です。
痛風発作を起こさない限り、高尿酸血症の方にはとくに自覚症状はありません。ですが、高尿酸血症をきっかけにしてさまざまな病気を引き起こす可能性がありますので、生活習慣の見直しや薬の内服でコントロールしていきましょう。