「生活習慣病」という言葉は皆さんに馴染みがありますが、その定義をご存じでしょうか。生活習慣病とは、人々の生活に大きな影響を及ぼす疾患の総称です。具体的には睡眠、食事、運動、飲酒・喫煙などの生活要素が影響し、これらの要素の質が悪化することで生活習慣病が発症します。代表的な疾患としては糖尿病や高血圧がありますが、日本人の主要な死因であるがんや脳卒中、心臓病も生活習慣に関連して発症しやすいため、これらの病気も生活習慣病と呼ばれます。これらの疾患においては、予防のために生活習慣を整えることや、発症した場合には定期的な通院で症状を管理すること、生活習慣の改善によって症状を抑えることが重要です。また、疾患には遺伝的要素も関与する場合がありますので、ご家族に生活習慣病の患者がいらっしゃる場合には注意が必要です。最近では若い方々でも生活習慣病が増加しており、生活習慣の悪化によって発症することがあります。