腸に炎症を起こす病気は、おならの回数やニオイに変化を起こす原因です。疑わしい場合は、大腸カメラの検査をおこないましょう。
過敏性腸症候群は、便秘や下痢、腹痛を慢性的に起こす病気です。そのため、腸内環境が乱れやすく、ガスが溜まりやすいといえます。お腹の張りを感じたり、おならの回数が増えたりといった症状が出るかもしれません。
クローン病は消化管全体に、潰瘍性大腸炎は大腸に炎症を起こす病気です。いずれも、病気を発症する原因はわかっていません。頻回の下痢によって腸内環境が乱れ、ガスが溜まっておならが増えることがあります。
これらの病気は、放置していてもよくなることはありません。適切な薬物治療をおこなえば、症状をコントロールすることが可能です。おならに加えて慢性的な便秘や下痢症状がある方は、大腸カメラをおこない、腸内に異常がないか確認しましょう。