脂肪肝

脂肪肝とは

肝臓に中性脂肪がたまった状態は「脂肪肝」と呼ばれ、生活習慣病の1つです。
「脂肪肝」と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。実際、脂肪肝と診断された方の中にも「あまり大した病気じゃなくてよかった」と感じられる方が少なくありません。
ですが、脂肪肝を放置していると、肝臓の「繊維化」が進行して肝臓が硬くなり「肝硬変」、そして肝臓がんや肝不全へと進行してしまう可能性があります。
脂肪肝の状態では症状がなく、また、血液検査だけではわからないため、発見できたときには肝硬変になっていることも。脂肪肝を指摘されたときには、進行しないうちに受診して対策を取ることが必要です。

脂肪肝の原因

脂肪肝の原因の多くは、アルコールと過食だといわれてきました。しかし、近年はアルコールが無関係な「非アルコール性脂肪肝」の方も増えています。脂肪肝のうち、およそ3分の1が非アルコール性脂肪肝です。「お酒を飲まないから、肝臓の病気は大丈夫」というわけではありません。


脂肪肝の原因には、以下のようなものがあります。脂肪肝を指摘された方は、脂肪肝と関係するその他の病気のコントロールもおこないましょう。

  • 飲酒
  • 肥満
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 薬の影響
  • 運動不足

脂肪肝の治療

アルコール性脂肪肝も、非アルコール性脂肪肝も、基本的な治療方針は同じです。


まず、食事内容に気をつけましょう。
食べすぎ、飲みすぎは肝臓に悪影響です。栄養バランスを整えることが大切になります。また、肥満の方は、減量することで肝細胞の状態を改善させられることがわかっています。5%〜10%程度の減量が目安です。たとえば、80kgの方であれば、4kg~8kg程度の減量が適しています。間食を減らす、カロリーのある飲み物を減らす、大盛りをやめるなど、簡単なところから始めるとよいでしょう。


脂肪肝の対策として、運動も有効とわかっています。
1日30分、週3回程度からはじめてみましょう。ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動でも、筋力トレーニングでも、どちらでも効果的です。ご自身の生活に取り入れやすいものを試してみてください。


薬物治療は、合併症に合わせて選択します。
糖尿病や脂質異常症がある方は、そちらの治療をしっかりおこなうことが大切です。生活習慣病はすべてが密接に関わり合っていますので、自覚症状がなくても、中断せずに治療を続けましょう。

まとめ

脂肪肝は生活習慣病の1つで、自覚症状はほとんどありません。肝硬変や肝不全、肝臓がんなどに進展してしまう可能性があるため、早いうちから生活習慣を見直すことが大切です。
当クリニックは、新横浜駅からほど近い立地で、お仕事の合間にも通院していただきやすい環境です。健康診断等で脂肪肝を指摘された方は、お気軽にご相談ください。

参考